公務員の賃上げ18%要求に返答2分の1
2017年06月15日付 Cumhuriyet 紙
政府は、公務員およそ20万人に対し「冗談のような」昇給の提案を行った。公務員側が18%の昇給を求めたのに対し、政府は9%を提示した。
政府は公務員およそ20万人を対象とした団体交渉会合で最初の提案を行った。トルコ労連(Türk-İş)が初年度18%の昇給を求めたのに対し、政府は6+3%として、9%を提案した。トルコ労連はこの提案を拒絶、交渉が続いている。
トルコ労連の組合員16万人を含む、合計20万人の公務員を対象とした団体交渉会合で、トルコ労連と政府との間で交渉が続いている。トルコ労連は2017年の昇給として18%、2018年の昇給として2017年のインフレ率+4%を求めた。また、2,200リラ以下の給与には2,200リラを上回らない範囲内で+400リラ、2,200リラ~2,500リラの給与には2,500リラを上回らない範囲内で+200リラ、2,500リラ~2,850リラの給与には2,850リラを上回らない範囲内で+100リラの改善を要求した。トルコ労組はこのほか、安定的支払い、福利厚生、下請けや期間労働者についての項目も要求している。
■バイラム前には妥結したい
トルコ労連ではエルギュン・アルタイ会長をトップに、傘下の組合の参加により、公務員調整委員会を立ち上げた。同委員会とメフメト・ミュエッジンオール労働社会保障相は今までに数度にわたり会合を行い、昨日、直近の会合があった。
会合では政府は最初の提案として、初年度の昇給として6+3%を提示した。そのほか、3,000リラを下回る給与に対し75リラの額を示した。トルコ労連は初年度9%となるこの提案を拒絶した。アタライ会長は、提案は受け入れられないと話した。
アタライ会長はビナリ・ユルドゥルム首相とも関連の会談を行う予定だと語り、団体交渉結果の締結は来週にずれ込むものの、バイラム前には妥結したいと話している。
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( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:42818 )