レバノン:選挙法施行を国際社会は歓迎
2017年06月19日付 al-Hayat 紙

■レバノンの選挙法施行への国際社会の歓迎と、ヒズブッラーへの厳しい制裁の暗示

【ベイルート:ムハンマド・シュキール】

レバノンに駐在するアラブ諸国や諸外国の多数の大使と、国連事務総長代理のシグリッド・カーグは、政治的安定の強化とレバノン周辺で進行中の諸戦争に対する防衛強化として、新選挙法の可決が実現したことに喜びを示している。だが、彼らは同法の詳細に触れてはいない。なぜなら、彼らにとって重要なのは、レバノンが麻痺状態に至った政治やメディアでの争いを過去にすることだからだ。そのための突破口に関し、これまで政治指導層は、その共通の基準を見出すことを放棄してきた。この突破口こそ、今般の選挙法の可決を遅らせていた様々な障害を軽減するものである。

複数の国会議員や大臣は大使達の言として以下のように述べた。「レバノン人には今回の新選挙法の何がより重要かについて、継続して議論をする権利がある。それによってレバノンは、今般の選挙法制定前に経ることのなかった重大な政治プロセスに進むこととなるからだ。これまでレバノンでは幾度も政治的衝突が発生してきた。レバノンを待ち受ける将来について問わなければならない。もし、繰り返し任期が延長されてきた議会が、新選挙法に関し何ら総意に至らず倒れ、現行の選挙法、つまり1960年選挙法に基づいて議会選挙の実施を決定した場合、どうなるだろうかと」。

(後略)

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( 翻訳者:博田 智 )
( 記事ID:42836 )