ラバト:男女平等を目指す国家人権委員会のレポート
2017年05月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

モロッコ:国民人権評議会が男女間の平等について暗いイメージを描く
【ラバト:本紙】
モロッコ国民人権評議会(モロッコで人権状況の監視、評価、調査を行う合法組織)が発行したレポートは、モロッコ王国での男女平等や公平性の状況について、「暗いイメージ」を描いた。
統計から得られた分析や観測、平等に関する機関報告書に基づき、同評議会は、モロッコ女性が様々な場面で苦しむ差別の形態を調査した。その場面とは、政治、経済から、社会、文化まで多岐にわたる。また同評議会は、「モロッコにおける平等と公平性の状況…憲法の目的・目標の維持・実現」というタイトルの報告書で、3つの大きな軸に沿って平等や公平性の問題に言及した。第1の軸は、モロッコが平等分野の条約や協定を承認する際の体系的な法的枠組みである。この枠組みは、このテーマにおけるモロッコの取り組みを印象付ける「法の二重性」として、レポートの中で記述された。一方、第2の軸の関心は、経済的・社会的・文化的権利をめぐる平等や公平性についてである。また、第3の軸は、最も女性の権利が侵害される公共政策とその影響に関連している。
(後略)

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( 翻訳者:小島千尋 )
( 記事ID:42869 )