ラマザン・バイラムを記念してメッセージを発表したタイイプ・エルドアン大統領は「ひとつの国民、ひとつの国旗、ひとつの祖国、ひとつの国家の原則に基づき行っているこの闘いで勝利を得るまでは、我々は止まらない、休まない」と述べた。
エルドアン大統領のメッセージを要約すると、以下の通りである。
「心からラマザン・バイラムの祝福申し上げます。我々の国で続くテロ事件、中東で続く人道危機、さらに新たな人道危機が加わっている。それゆえ、このラマザン月を私たちは辛い気持ちで過ごした。しかし、我々の軍は、山々から平野へ、洞窟から最も奥の隅に至るまで、テロリストたちをあらゆる場所で見つけ、彼らにその責任を問い、彼らの居場所を狭めている。国民の名のもとに、軍に謝意を表明す。ひとつの国民、ひとつの国旗、ひとつの祖国、ひとつの国家の原則に基づき行っているこの闘いで勝利を得るまで我々は止まらない、休まない。我々の国を隅に追いやるために仕組まれた陰謀は一つ一つ敗れ去り、あらゆる危機ののち、私たちの前へ新しいチャンスが到来するのを、我々は目にしている。」
■闘いの場で答えを与える
「7月15日に独立と未来に足かせをはかせられかけたトルコが、1年空けずに、あらゆる観点で、以前より強力な形で道を進んでいることは、これは最も具体的な表れである。シリアとイラクで行われているパワーゲームが、この地域で演じされる危機のシナリオであることに私たちは気がついている。トルコは、このゲームに飲み込まれないほどの大きな塊である。我々の国を、この種の罠を使って、奪うことができるであろうという考えへの私たちの答えを、我々は、直接闘いの場で与える。国土の一体性と国家の一体性に目をつけた者たちと、自らまたは一時的に彼らの手先となっているものは、間違いを気づいたときには、すでに遅いのだ。」
■父母への祈り
タイイプ・エルドアン大統領はエミネ・エルドアン夫人と共に昨日カラジャアフメト墓地を訪問した。エルドアン大統領は両親の墓を訪れた。その後同じ墓地にあるエミネ・エルドアン大統領夫人の母ハイリイェと父ジェマル・ギュルバランの墓も訪れた。エルドアン大統領は7月15日のクーデター未遂で殉職したエロル・オルチョク氏と息子のアブドゥッラー・タイイプ・オルチョク氏の墓も訪れ祈りを捧げた。
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( 翻訳者:甲斐さゆみ )
( 記事ID:42873 )