エジプト:イスラーム国のテロ細胞はスーダンにも存在していたことが判明
2017年06月26日付 al-Hayat 紙
■アレクサンドリアの「イスラーム国」構成員の一部はメンバーがスーダンから来た
【カイロ:アフマド・ラヒーム】
(エジプト北部)アレクサンドリア県西部アワーイド地域で逮捕されたテロ要員が認めたところによれば、彼らはリビアのイスラーム国の一派であり、同派の一部はスーダンに渡ったという。彼らは、数カ月の服役も含め約1年間、同国に滞在した。その後、彼らはキリスト教徒の集団や教会を狙った自爆作戦を実行せよとの任を受け、エジプトに戻ったという。
内務省は一昨日、アレクサンドリアのアパートで6人を逮捕したと発表した。内務省が述べたところによれば、6名はカイロ、アレクサンドリア、タンタの教会を狙ったここ数カ月の一連の襲撃に関与、逃亡していたテロ要員と繋がりがあるという。これら襲撃によって、キリスト教徒が数十名死亡、犯行はテロ組織「ダーイシュ」が実施したとされている。
また内務省は、以下のように明らかにした。「様々な情報によると、これらの攻撃に関与した中心人物らは砂漠地域に逃走している。彼らは、集団を形成し、その構成員に対し、イード・フィトル中の諸々の祭りと2013年6月30日革命の記念日に合わせて、教会を複数回にわたり攻撃するようメンバーに命じた。」
さらに内務省は、以下のことを指摘した。「この集団の構成員は今年4月、エジプト北部ドゥミヤート県で発生したキリスト教徒が所有する商店の爆発計画に関与した。この攻撃でテロリストが1名死亡、将校2名が負傷した。注目すべきは、この集団が、2人によるダブル・タップ自爆作戦を計画していたことだ。一人がアレクサンドリアの教会を爆弾ジャケットで爆破する。その後、もう一人が集まった民間人や治安部隊を爆弾ジャケットで爆破するというものだ。これはできるだけ大量の人的被害を出すことが目的だ。」
(後略)
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( 翻訳者:新宅涼 )
( 記事ID:42880 )