クルチダルオールCHP党首、イスタンブル行進12日目
2017年06月26日付 Hurriyet 紙


ケマル・クルチダルオール共和人民党(CHP)党首が開始して6月25日で12日目を終えた「イスタンブル行進」に関して重大な決定がなされた。

ケマル・クルチダルオールCHP党首は、ボル山でイスタンブル行進12日目を続行し、行進参加者と道を通行する運転手らの間に緊張関係が生じたことを受け、ボル山にあるキョルオール公共施設での休憩時にCHPは中央執行委員会(MYK)のメンバーと会議を行った。

6月25日に開かれた会議では、翌日以降作業着を着た25人の議員が行進列に配置されること、及び歩行者らが煽動されないよう警告を出すことが決定された。休憩後、行進の第三段階が始まる前にCHPのオズギュル・オゼル会派副代表も党のバスで煽動行為への警告を行った。

■「攻撃を受けたとしても応戦することなく行進を続ける」

オゼル会派副代表は次のように述べた。
「今後彼らが車で来て私たちのそばに駐車し私たちに攻撃を加えたとしても、私たちは応戦することなく行進を続ける。今後のプロセスで、決してこの集団を平和的な行進を行う者・正義の要求を言葉にする者ではないように見せる諸々のスローガンが、私たちの気に入ったスローガンであったとしても、私たちはただ『公正』、『権利・法・公正』と叫ぶのである。党首殿があなたがた全員に求める特別な願い出はこれだ。あなたがたが最も気に入ったスローガンであっても、これは政党に属した行進ではないため、他のどんなスローガンも集団を減らしてしまうかもしれない。幾人の心を壊してしまうかもしれない。私たちは行進し、たどり着いた先で百万人になる。今日の私たちの存在を歴史は忘れることがないだろう」

■アブデュッラティフ・シェネル氏の加勢

警告後、クルチダルオール党首は行進列の先頭に来て、「権利・法・公正」というスローガンを唱えながら行進を再開した。この段階で、公正発展党(AKP)元創設メンバーのアブデュッラティフ・シェネル氏は、クルチダルオール党首の側で「公正」のプラカードを持って行進し加勢した。クルチダルオール党首は、路上で泣きながら近寄ってきた女性の手にキスをした。ボル山の頂上から下山したクルチダルオール党首は、山腹でAKPの党旗を広げる集団にも拍手で応じた。クルチダルオール党首と同行者たちは、最後の周で6キロメートルを歩いて12日目を終え、デュゼ県境に突入した。クルチダルオール党首は、ボル山のヴァラン公共施設にあるキャンプ場でその晩を過ごす。

クルチダルオール党首は行進を終え、ツイッターで「この人々はあなたがたから正義を乞うてはいない、なぜなら公平なシステムで生きることは人が生まれながらに持つ権利だからだ。あなたがたの存在に関わらず、私たちがこの国に正義をもたらす」とのメッセージを投稿した。

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( 翻訳者:金戸 渉 )
( 記事ID:42888 )