パレスチナ:エルサレム旧市街と市壁がパレスチナの世界遺産に
2017年07月06日付 al-Hayat 紙
◼︎パレスチナ国民政府は、ユネスコのエルサレム旧市街をパレスチナの遺産とみなす決定を歓迎。
【ラマッラー:本紙】
パレスチナ政府は、ポーランドのクラクフで開かれているユネスコの第41回世界遺産委員会の決定を歓迎した。同決定は、エルサレム旧市街とその市壁をパレスチナの遺産とみなすものであり、1967年の同市占領以前の状態を保つよう呼びかけた。
パレスチナ政府のユースフ・マフムード報道官は、昨7月6日の声明でこの決定について、「占領されたアラブのエルサレム市に関するイスラエルの占領の主張が虚偽であることを確認するものだ。また、イスラエルの支配の主張を崩し、占領当局が行なった行為は全て無効であり、正当性を欠くものであると確認するものでもある」と述べた。
同報道官は、「この世界の新しい決定は、占領の語りの虚偽と捏造を裏付ける一連の全決定に権威を与えるものだ。また、アラブ・パレスチナの語りの正しさ、パレスチナ国家の首都であり、その深い歴史を通じ、あらゆる占領者や侵略者に抵抗したアラブ・イスラーム両共同体の魂の都である状態を支持するものである」と付け加えた。
ユネスコの世界遺産委員会は、「エルサレム旧市街とその市壁」と題した決定を、賛成10カ国、反対3カ国の賛成多数で採択した。この決定は、ヨルダン、パレスチナによって準備され、アラブの国々によって提出された。
(後略)
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( 翻訳者:森本瑠 )
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