クルチダルオール「2019大統領選にはでない」
2017年07月15日付 Hurriyet 紙


共和人民党(CHP)の党首ケマル・クルチダルオール氏は、本日15日発行の週刊デア・ジュピーゲル誌に対して行ったコメントで、2019年の大統領選挙には出馬しないだろうと述べ、「私は諸政党を越えた候補者がほしい」と言った。

エルドアン氏に対しアブドゥッラ―・ギュル氏の立候補は賢い提案かという質問に対して、クルチダルオール党首は、「どうするつもりなのか、アブドゥッラー・ギュル氏本人が決める必要がある。しかし、私は今から、つまり選挙の2年前から1人の名前を挙げるような間違いはしない」と述べた。

ヨーロッパやトルコをエルドアン共和国大統領と同一視しないよう呼びかけるクルチダルオール党首は、「正義の行進や憲法の国民投票は、エルドアン氏が国民の半分だけのために話していることを示した」と言った。

■50%はエルドアンに反対を投じている

クルチダルオール党首は、「正義の行進集会に100万人以上の人々が参加したことに、あなたは驚きましたか?」という質問に対して次のように答えた。 「私は、国民の大多数がトルコでの事態の展開、政府の圧力、社会的な不公正を不快に思っていることを知っています。さらに、4月に行われた憲法改正の国民投票はこのことを示しています。約50%がエルドアン大統領に対して反対を投じました。しかし、人々が公正をこのように深く欲していたとは思いませんでした。」

クルチダルオール党首は、「2016年7月15日の夜に本当は何があったのか」という問いには次のように答えた。

■ギュレンと協同者

「それは誰にも分からない。クーデターは起きた。この裏切りのクーデターにギュレン氏の責任があるかという点で、疑いの余地はありません。我々は政府に、この教団が危険と絶えず警戒を続けてきました。しかし、エルドアン氏は、我々を聞き入れようとしませんでした。彼らはギュレン氏と協同したのです。トルコを彼らとの間で分かち合いました。公正発展党(AKP)の政治家たちはギュレン氏を何年の間も訪れていました。両者の争いにより、7月15日に300人の人々の命が犠牲になりました。トルコの諜報局は7月15日の午後にクーデターの可能性を連絡しました。しかし、エルドアン氏は、夕方に義理の兄弟から情報を得たといいます。我々は、政府が、状況を利用するため、クーデターをある時点まで放置していたと信じています。」

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( 翻訳者:佐藤彩乃 )
( 記事ID:42976 )