エジプト:修復されたクルアーンの写本が展示される (1)
2017年07月18日付 al-Hayat 紙
■修復に6年を費やしたクルアーンの写本がエジプトで展示される(1)
【カイロ:リハーブ・アリワ】
エジプト国立図書館・公文書館の修復専門家が第3代正統カリフ、ウスマーン・イブン=アッファーンが作成を命じたとされる写本の一つの復元を達成した。同委員会はナグワー・サイイド、ウィダード・イスマーイール、アマル・ムハンマド、シャイマー・ムスタファー、ナダー・ムハンマド、ラーニア・イブラーヒーム、ウィサーム・ムスタファー、以上の女性7人からなる。アメリカ人専門家ジョン・モムフォードと団体「イスラム・シソーラス」の支援を受けた。
新しく修復されたこの写本は、アムルー・イブン・アル=アース・モスクから国立図書館・公文書館に1870年に譲り渡されたもので、当時はぼろぼろの状態で展示は不可能であった。過去何年もの間、図書館・公文書館の担当者が何度も修復を試みてきたが成果はあげられなかった。当時、科学的方法が、展示を可能にする理想的な方法に達していなかったのである。その後、技術が確立し、修復作業に6年が費やされた。
(エジプト:修復されたクルアーンの写本が展示される (2)に続く)
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( 翻訳者:菅沼実祝 )
( 記事ID:43003 )