レバノン:トリポリにマフディー出現か?
2017年07月20日付 Al-Nahar 紙



■トリポリにて……彼は待望のマフディーだと主張される

【トリポリ:ローラ・ハミード】

数日前、フェイスブック上である記事が掲載された。トリポリ市警察の警察官複数名が80歳を超える男性に対し暴力を振るったというのだ。警察官は「暴力団」と「強盗」を男性にけしかけ、同人に暴力をふるわせ、持っていた杖を破壊させたという。杖にはイスラーム教とキリスト教の宗教的なフレーズが書かれていた。フェイスブック上で記事を投稿した人物は、こうした男性への行為は、トリポリ市警察部長や市議会議長、市議会議員の指示によるものではないかと問うている。

なお、この男性はトリポリ市に隣地する丘、マンシェイヤ公園にいつも座っていたという。白い服を着て、頭には「アッラー」と書かれた頭巾を被り、誰もが許容する宗教的なフレーズの書かれた長い棒を携えていたという。

本紙がトリポリ市警察の職員に本件につき訊ねたところ、これらの疑念は正しくないとし否定した。トリポリ市とトリポリ市警は、被害の規模は別として、何も損害を被っていない高齢者は管轄外だと強調した。だが、職員のうち何人かは、今回の一件が不自然であり、奇妙な形で処理されていると述べている。

(後略)

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( 翻訳者:清水有理 )
( 記事ID:43028 )