■ハマスのハニーヤ議長とサンワールが外遊でガザを出発

【ガザ　アナトリア】

ハマスのイスマイル・ハニーヤ政治局長は9日、エジプトの首都カイロへ向けて、高官の使節団長としてガザを出発した。

ハマスの高等情報筋によると、ラファ検問所を通じて出発した同使節団には、ガザ地区のハマス指導者であるヤフヤー・サンワールや、副指導者のハリール・ハイヤ、政治局メンバーのルーヒー・ムシュタハーが含まれるという。

今回の外遊は、ハニーヤが今年5月の選挙でハマスの議長に選出されて以来初の外遊である。

上記情報筋は名前を明かすことを拒否した上で、使節団はエジプト高官と会談を行い、ガザ地域外にいるハマス指導部員であるムーサー・アブー・マルズークとサールフ・アールーイが会談に同席する為にカイロに到着するだろうと話した。

さらに同情報筋は、アラブやイスラーム諸国への外遊に向けて使節団がエジプトを発つ可能性があると述べた。

後にハマスは声明の中で、ハニーヤ議長は9日朝にカイロでのエジプト高官との会談の為にガザを出発、ガザ内外におけるハマス指導部のレベルの高官から成る使節団長として出発したと発表した。

さらに上記の声明によれば、使節団は多くの重大な課題、特に兄弟であるエジプトとの相互関係とその発展の可能性につき協議する予定だと述べた。さらに、以前ハマスの使節団が訪問した際に結ばれたカイロとの合意の強化の可能性、ガザ封鎖を緩和するメカニズムや両者が重要視するその他の課題につき協議すると発表した。

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（ 翻訳者:松浦孝祐 ）
（ 記事ID:43366 )