レバノン:レバノンの結婚式とその準備 (1)
2017年09月16日付 Al-Nahar 紙


■レバノン:結婚式と計画...こうやって結婚式の準備をするんです!

【ラヤーン・クフ―リー】

結婚式を挙げる前に、花嫁と花婿をそれぞれ待ち構えるのは結婚式の計画と式の細かな準備期間だ。「ウェディングプラン」の中には海外発のモノもあったりして、たくさんのアイデアで一杯だ。結婚式の一部は西洋式だけれど、大半は今もってレバノン式で行われている。どんな結婚式も細かい部分の決め事をしなくてはいけない。では、世界のマナーとエチケットは結婚式と披露宴の細かい部分について何と言ってるのだろうか。

花嫁を最も美しく飾るには

ウェディングドレスは、花嫁の年齢と関係している。年齢の高い花嫁であれば、クラシックな白いドレスを選ぶべきだ。エチケット専門家サラーム・サアド氏はこう語る。

彼女は本紙に対し次のように説明した。「花嫁の髪はアップスタイルに整えましょう。緩めに巻いたシニオンヘアです。靴のヒールの高さは7cmを超えないこと。シルクまたはそれに近い素材で作られていること。そしてオープントゥではないものが望ましいですね。新郎は、タキシードにするか、なければフォーマルスーツを着ることが望ましいですね。」

「女性の招待客が白色のドレスを着ることは絶対に避けましょう。白色のドレスは花嫁だけが着ます。」とサアド氏は厳しく語る。さらに、ビーズの飾りや装飾のあるものを除き、黒色のドレスも避けるよう勧めている。花嫁と花婿の家族には、グラデーションパステルや派手な色を避け、例えばレセプションパーティーで着られるような、ネイビーブルーやダークグリーンのような暗目の色を勧めている。

絶対にするべきこと

サアド氏によれば、結婚式には無くてはならないことが4つある。キリスト教の結婚式では、教会での花嫁入場のセレモニー、披露宴では花嫁が最初に踊ること、バラのブーケトスをすること、そしてケーキ入刀のセレモニーをすることだという。 「これらはどんな結婚式でも必要です。外国の習慣が取り入れられたとしても外せません」と彼女は述べている。

サアド氏が説明したところでは、キリスト教の結婚式では、新郎の親族は教会の右側に座り、新婦の親族は左側に座る。新婦の父親または彼女の保護者は、花嫁を連れて入場し、花婿に新婦を渡す役をするという。

また、サアド氏によれば花嫁のベールは教会に入場するときに必要だが、もし花嫁が望むなら後で外すことも出来るという。

さらに、ザッファ(*)の合唱団に関しては、「人々にザッファが必須で、結婚式の要になると人々を説得した賢い商人がレバノンにいますが、これは間違いです。ザッファはレバノンの伝統ではありません。もし結婚式の中でザッファをするのであれば、特に花嫁の家でするときには、路上で他人に迷惑をかけ、交通の邪魔をしてはいけません」。


*歌や踊り、音楽が流れる中、父親が花嫁を送り出す行事。夜遅くまで続くこともある。

(2)に続く

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( 翻訳者:岩崎ソフィア )
( 記事ID:43411 )