イエメン:ハーディー大統領が戦争終結の用意があると発言。
2017年09月21日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イエメン大統領:戦争終結の用意あり。イランは地域の問題への干渉を停止すべき。

21日夜、イエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領は、同氏の政府は「フースィー派」との戦争終結と包括的和平に到達する用意があると表明した。

ハーディー大統領は、ニューヨークで行われた国連総会での演説において、「この場所より、我々には終戦と包括的和平実現に向けた用意があることを新たにする。私達は戦争の呼びかけ人ではない。」と述べた。

さらに彼は、イランが地域の問題への干渉や、無秩序で暴力的な手段を採ることを止めない限り、平和は訪れないと続けた。
 
一方で大統領は国際社会に対し、地域でのイランの非合法的な膨張主義の野心を阻止するよう訴えた。

また、これまでに武器を積んでイエメンに向かう多数のイラン船舶が拿捕されたほか、イエメン国内においてイラン革命防衛隊の教官及びレバノンの「ヒズブッラー」に属する者が逮捕されていることを指摘した。

同様に、イランが隣国や全世界に脅威や不安の種を残すため、フースィー派民兵に対し長距離ミサイルを供給したことを非難した。

 イエメンでは2年半以上にわたり、サウジアラビア主導のアラブ有志連合に支援された政府軍と、イランから軍事支援を受けていると訴えられているフースィー派及びアリー・アブドゥッラー・サーレハ前大統領の武装勢力との間で争いが続いている。

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( 翻訳者:庄司有沙 )
( 記事ID:43436 )