トルコ鉱山開発財団のトップ、ギュヴェン・オナル理事長は、ボル地方の人口1万5千371人の県であるギョイヌクで、数十億トンのシェールガスが見つかったと発表した。オナル理事長はさらに、アンカラのベイパザルとナルハン、コンヤのエレーリ、ニーデのボシュ郡にもシェールガスが眠っている可能性を明らかにした。
トルコの新たな財宝はシェールガスになるかもしれない。イスタンブルで開催されている世界エネルギー大会・エネルギーサミットに伴うエキシビション (INERMA)で講演をしたトルコ鉱山開発財団のトップ、ギュヴェン・オナル理事長は、ボル地方の人口1万5千371人の郡であるギョイヌクで、数十億トンのシェールガスの埋蔵があると述べた。トルコの天然資源大臣の後援の下、イスタンブル工科大学とトルコ鉱山開発財団によって実施されたINERMAの2日目に諸々のエネルギーが俎上に載せられた。サミットの2日目は、石油やガスを生む天然の硬砂岩の一種であるシェールガスまたは 瀝青シェールとも呼ばれるこのガスの話題で持ちきりだった。
■4郡に埋蔵か
オナル理事長は、トルコの、特にボル・ギョイヌク地方において、数十億トンにも上るシェールガスを含む炭素層が存在することを明らかにした。 鉱物資源調査・探査総局(MTA)が現在埋蔵調査していると言うオナル理事長は、 「地域住民がこのことを知っているとは思わない。鉱物資源調査・探査総局(MTA)が現在調査中だ」と述べた。
ギョイヌクの炭化水素から石油と石炭が発掘できることに言及したオナル理事長は以下のように話した。
「米国では莫大な埋蔵量が発見されている。トルコでは調査が始まったばかりだ。まだ生産段階には達しておらず、調査と実験段階である。シェールガスの生産はトルコでは10年後に実現すると考えている。」
オナル理事長の発表により、ギョイヌクからアンカラのベイパザルとナルハン、コンヤのエレーリ、ニーデのボルといった諸郡にもシェールガスが埋蔵されていることが分かった。
■国によっては禁止のところも
オナル理事長の発表によると、シェールガスの発掘は、ルクセンブルク、ブルガリア、チェコ、オランダでは禁止されている一方で、トルコでは発掘が許可されているという。
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( 翻訳者:章 由実 )
( 記事ID:43479 )