ガザ:ハムダラの「約束」はガザ住人の役に立たない
2017年10月04日付 al-Hayat 紙

■ガザ:ハムダラの「約束」はガザ住人を無下にする

【ガザ:ファタヒー・サッバーフ】

パレスチナ自治政府のラーミー・ハムダラ首相は昨日、国民諸勢力、イスラーム主義諸勢力の指導者、パレスチナ人ビジネスマン、経済人、職人らとガザで会見したが、彼らに対し、和平の実現と長きにわたる分裂を終わらせることに「今度こそ成功する」という約束と希望を示す以上のことはしなかった。

ハムダラ首相が諸勢力の指導者と代表者らに対して「今回こそ和解を達成し、決して国民を見捨てないことを私は望む」と語ったとき、彼は「誠実かつ明確」であった。

しかし、ハムダラ首相の発言はこうした姿勢から遠のいてしまう。10日に「カイロでハマースとファタハの会議を決定した」と述べたが、「この会議の開始は無期限に延期されるだろう」と発言し、より不信感を抱かせたのだ。

分裂の解決と和平問題の発展が見られたここ3日間、様々な不信感が表面化した。特に、ハマースが予想外にも自治政府に対して自由な行動を「可能にさせた」にもかかわらず、同政府はガザ地区の凄惨な人道状況の解決に関して何ら決定も「出来ない」ことから不信感が募ったのだ。

こうした不信感に加え、またその他の不信感もあり、三面を壁に、また西は海に囲われ隔絶された小さな沿岸地区に生きる100万のパレスチナ人は2日間の間、希望に満ちていたが、彼らの関心の矛先にあった希望と期待は委縮してしまったのである。

(攻略)

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( 翻訳者:清水有理 )
( 記事ID:43512 )