サウジアラビア:サウジ国王とプーチン大統領が会談
■サルマーン国王はテロとの戦いを強調、またイランの干渉の停止を呼びかける
【モスクワ:ラーイド・ジャブル、リヤド:本紙】
サルマーン・ビン・アブドゥル・アズィーズ国王は昨日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との歴史的な首脳会談の中で、「湾岸地域と中東地域の安全と安定は、世界の安全と安定の実現にとって最も必要である。そのためには、イランが中東諸国の問題に干渉せず、同地域の安全保障と安定を揺さぶらないことが必要だ」と語った。
サルマーン国王は、プーチン大統領による歓迎レセプションに感謝し、そのもてなしを賞賛し、次のように述べた。「我々が友好国であるあなた方の国において、異なる分野における両国と両国民の関係の強化と浸透を、我々が望んでいると確認できることは喜ばしいことだ。」さらにサルマーン国王は、以下のように称賛した。「2カ国の関係を特徴づける地域的・国際的な多くの問題に関する相互合意がされていることと、我々の祖国の平和と繁栄を強化し、両国間の平和と安定に資するあらゆる調整が継続的に行われることを称賛する。同様に、世界経済の成長に資する世界の石油市場の安定の実現に向けて、我々が二国間の積極的な協力の継続を望んでいることも称賛する」と述べた。
サルマーン国王は次のように付け加えた。「今日日、国際社会には、過激派対策やテロとの戦い、そしてそれらの資金源を根絶する努力を結集することが求められている。サウジアラビアからわかるように、テロリストと過激派は国家と国民の平和と安全に対する深刻なリスクだ。そのため、サウジアラビアは、国連でテロ対策の国際拠点を設置するよう呼びかけ、1億1千万ドルを寄付した。同様に、テロとの戦いのために、イスラーム諸国41カ国が参加するイスラーム軍事同盟の創設と、過激思想対策の世界的拠点のリヤドでの設置に努めた。」
《後略》
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( 翻訳者:石橋弘太郎 )
( 記事ID:43513 )