コラム:青年期の壊れた愛情の結末
2017年10月03日付 Al-Nahar 紙

■レバノン:なぜ致命的な恋人のミスをゆるすのか?その結果は?

【本紙】

大きな愛があれば、人はしばしばパートナーのミスに気付かないふりをする。それは関係を続け、ギクシャクした関係を修復するためのある種の自己犠牲とされる。しかし、そうしたやり方は、関係にポジティブな効果があると言えるのだろうか。

なぜ人は愛情があれば、パートナーが自分のせいで犯した大きなミスを見逃すのだろう?この問いに社会心理学者のフサイニー博士はこう答える。「情緒の問題は論理通りではなく、むしろ、他者に感情が流されていることを意味している。自分と関係を持つ他者のミスを許し、行為を正当化してしまう。例えば、少女が青年を誤解してしまうが、その反対が正しい。」同氏は、こうしたことを、洞察を欠いた盲目的な状態に例えている。「盲目になってしまい、もう一方が自分のせいで犯したミスを全て気付かないふりをするのに似ています。」

パートナーのミスに気付かないフリをする熱愛関係がもたらす結果について、同氏はこう答えた。「このような状況では、パートナーがこの女性に入れ込んでおり、彼女のことだけしか視えない限り、自滅につながる。壊れた愛情が理由で自滅した例はたくさんある。」

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( 翻訳者:加藤璃空 )
( 記事ID:43515 )