【ジュネーブ:ロイター】
国連人道問題担当事務次長マーク・ローコック氏は、6日ジュネーブでの記者会見にて、ムスリムであるロヒンギャの人々がミャンマーからバングラデシュへの逃亡を続けていると述べた。また同機関は、新しい波の流出の可能性に備えていることを確認した。
さらにローコック氏は、「このミャンマーからの人の流出はまだやんでいない。問題は、未だミャンマーに残る数十万のロヒンギャの人々である。更なる流出が発生した場合に準備ができているようにしたい」と語り、50万人が思慮に欠ける彼らの国から逃げていると指摘した。
同氏は、北ミャンマーのラカイン州への入国を許すよう国連の要求を繰り返し、現状は容認できないと述べた。これに関して、IOMのジョエル・ミルマン氏は、単独記者会見の中で、毎日2000人のロヒンギャの人々がラカインからバングラデシュに逃げていると述べた。8月25日に暴力行為が勃発して以降、51万5千人がバングラデシュに避難している。
( 翻訳者:本間梨紗子 )
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