エフェソス遺跡にヨットハーバー!―海とつなぐ工事計画入札へ
2017年10月20日付 Hurriyet 紙
エフェソス遺跡を、2500年越しに再び海につなぐプロジェクトの第1段階として実施された入札が完了した。
国家水道総局(DSI)によると、エフェソス遺跡を2500年ぶりに海につなぐ、運河プロジェクトの第一段階となる最初の入札が終了した。
ビナリ・ユルドゥルム首相の「35イズミル・プロジェクト」の一環として、全2段階から成るエフェソス遺跡運河プロジェクトの第一段階である入札が、国家水道総局第2地域局の会議室で行われた。
エフェソスの古代港にヨットの停泊を可能にするため、パムジャック海岸に全長600メートル、幅30メートルの運河を建設するプロジェクトの第一段階には、53の入札申し込みがあった。入札の希望者は希望額を記した封筒を入札委員会に提出した。
封を開ける前に調査を行った入札委員会は、プロジェクトのコストが3087万6千158リラ85クルシュであると述べ、その後、提出された封筒の開封が始まった。
委員会が封筒内の入札希望を確認したのち、最低限必要な費用の算定が行われた。
入札で工事を担当することになる企業は、この費用の上で最も低い価格提示をした業者に対して調査を行い、明らかにされる。
エフェス遺跡の運河プロジェクトの第一段階は、作業開始後1年間での完了が目指されている。
国家水道総局第2地域局のアリ・フアト・エケル局長は、アナドル通信の記者のインタビューに対し、入札の最初の、そして公開で行われた本会が本日終了し、相当数の参加者があったと述べた。
提出された53のファイルを調査すると述べたエケル局長は、「53のファイルを検討し、必要に応じて調査を行う。その後、結果をまとめて発表する。現在、提示された価格および最低限必要な費用についてコメントすることはできない。なぜならば、受理したファイルの中で、不備がありうるからである。それが無効と見なされれば、また異なった状況に直面しうる。今後、委員会はファイルを一つ一つ検討し、プロジェクトに携わる業者を決定する」と述べた。
プロジェクトが完了すれば、エフェソス港から約9キロメートル離れた海は、2500年ぶりにユネスコ世界遺産に登録されている古都に再び接続されることになる。プロジェクトに沿って、全長6千130メートルに渡る運河ができることになる。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:章 由実 )
( 記事ID:43608 )