ギュレン派容疑、エルゲネコン裁判検事に3倍終身刑求刑
2017年10月25日付 Hurriyet 紙


「エルゲネコン」「バルヨズ」と「ポイラズキョイ」裁判の裁判検事に、3倍の終身刑が要求された。

フェトフッラー系テロ組織(FETO)が関係した裁判である「エルゲネコン」「バルヨズ」と「ポイラズキョイ」裁判の検察官のうちエルジャン・シャファクに対して、3倍の終身刑が要求された。用意された起訴状でシャファクがFETOの最高クラスであるとされる「特別権限をもつ、共和国検事、共和国次席検事として裁判所に送られた」と述べられた。

「エルゲネコン」「バルヨズ」と「ポイラズキョイ」裁判の裁判官であるエルジャン・シャファクは7月15日のクーデター未遂後、FETOとの接点があるとの理由で仕事から追放され、拘束され、刑務所に送られていたが、このたび彼に関するイスタンブル検察による調査が完了した。
起訴状に元検察官エルジャン・シャファクは、FETOが関わった裁判で検事を務めていた時代、「被告に対して法的権利を与えないこと、偽の書類を証拠として受け入れたこと、存在しない証拠を提出したこと、本物の証拠を隠し、真実を野放しにさせておいたこと」のような罪からなる主張をもとに調査が開始されたことが明らかになった。起訴状では、この企てが、トルコ国軍メンバーの一掃のためにFETOが司法組織に送り込んだ人物らにより行われたことが強調された。

そして、元検察官シャファクは、元SAT(イスタンブル水中機動部隊)少佐の、レベント・ベクタシュの家と職場で捜索を行い、CMK(刑事訴訟法)の134条の規定に従わずに、(複製されない)パソコンのファイルと電子データ記憶装置が押収されたために「鳥かご(kafes)行動計画」書類があると主張されるCD1とDVD3の名の証拠についての調査が疑わしいものである状況を引き起こした」と主張された。

さらに起訴状で、FETOメンバーであることを理由に裁判にかけられているトゥルハン・トゥルンチとアキフ・オズギュンといった名の人々もエルジャン・シャファクがFETOメンバーであると述べたことを明らかにした。起訴状では、シャファクも他の組織のメンバーのように、FETOの最高クラスであるとされている、「特別権限のある、共和国検事、共和国次席検事として裁判所に送られた」と述べられた。

エルジャン・シャファクに関して、「憲法違反」、「政権転覆の企て」と「トルコ大国民議会転覆の企て」との罪から3倍の終身刑と「武装テロ組織のメンバーであること」の罪でも7年半から15年間の服役刑が要求された。

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( 翻訳者:内山千尋 )
( 記事ID:43655 )