メラル・アクシェネルの政党の名前が明らかになった。アクシェネルが結成する新しい政党の名前は「善良党」、スローガンは「トルコは良くなる」だ。アクシェネルは内務省へ請願書を提出した後、アンカラのナーズム・ヒクメト文化センターで「トルコは良くなる」というスローガンと共に新政党を市民に発表した。
メラル・アクシェネルは全会一致で善良党の党首に選出された。
トップにメラル・アクシェネルが就く新党にとっての最初の一歩が今日踏み出された。メラル・アクシェネル氏は、結成する政党の申請請願書を内務省に提出した。政党の名前は善良党であることが分かった。メラル・アクシェネルは、9時10分頃に政党の設立委員会メンバーのグループとともに内務省に集まった。アクシェネル氏とメンバーは省庁内に入り、政党の結成の請願書を提出した。約30分間の手続きの後、アクシェネル氏とメンバーは、政党の紹介が行われるナーズム・ヒクメト文化センターへ移動した。
(中略)
■30%の女性規定数
党規に記された規則の一部の概要は以下の通りだ。
-政党組織と機関の25%、国会議員候補などの候補要員では30%を女性規定数とする。
-執行委員会(GİK)は60人の正規メンバー、25人の予備メンバーから成る。理事会は12人で構成される。執行委員会と中央規律委員会は、厳正拘束名簿式ならびに非拘束名簿式の選挙で選出され、党の方針はGİKが決定を下す。
-党首の任期は最長3年とする。
-年長者グループとして位置づけられる50人の中央審議会が組織され、6か月に一回招集される。
-候補選定の前選挙は、組織調査と中央調査で行われる。党首はトルコ大国民議会(TBMM)での議員数を最高5%超えないという条件でクオータを用いることができる。
■政党に参加した興味深い面々
新党に加わった人を一部、以下に紹介する。
「自身を左翼と位置付ける受賞歴のある映画監督オヌル・アイドゥン氏、アハド・アンディジャン元大臣、アイフェル・ユルマズ氏、ヌリ・オクタン氏とイスマイル・オク氏、アイトゥン・チュライ氏の3名は国会議員、ジェラル・ダーゲズ氏、ドゥルムシュ・ユルマズ氏、ベヒチ・チェリキ氏、ムスタファ・エルデム氏、アイドゥン・テュメル氏、スアト・チャーラヤン氏、ジェヴヘル・ジェヴヘリ氏、キャーズム・アタオル氏、スレイマン・サルバシュ氏、ヴェダト・バイラム氏、そしてイェネル・ユルドゥルム氏らは元国会議員だ。バルヨズ裁判の被告人で3年半に渡り刑務所に収容された、「放浪者アリ」として知られるアリ・アイドゥン退役将官。
新聞記者のルハト・メンギ氏、詩人アシュク・ヴェイセルの孫チーデム・オゼル氏、タイラン・ユルドゥズ氏、南東アナトリアの退役軍人ヒュセイン・オズリュク氏、7月15日クーデター未遂事件のガーズィで警察局長のファーティフ・エルユルマズ氏、カルダク島嶼に出動するイスタンブル水中機動部隊(SAT)コマンド隊員でバルヨズ裁判の被告にもなったアリ・チュルクシェン退役大佐がいる。」
■ロゴも決定
元SAT隊員のアリ・チュルクシェン氏は、ツイッターのアカウントで、メラル・アクシェネル氏の政党のものと思われる党のカードをシェアした。このカードの、周りに8つの線が入っている太陽型の政党ロゴが注意を引いた。チュルクシェン氏は「母国へ国民へ幸あれ」とコメントした。
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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:43656 )