■険しい地形によりバハレイヤオアシス襲撃の関係者の追跡が困難に
【カイロ:アフマド・ラヒーム】
エジプト治安部隊は西方砂漠で作戦を継続している。バハレイヤ・オアシス(首都西南350キロに位置)での衝突に関与した武装勢力を追跡するためだ。この衝突で、内務省の特殊部隊に所属する将校と兵士が計16人死亡し、過激派武装勢力側は15人が死傷した。特殊部隊は同地域にある複数の洞窟を襲撃した。
今般の衝突は、先週金曜(20日)、治安部隊がテロリストの潜伏拠点に対する襲撃地点に到着する前に発生したが、これまでいかなる過激派勢力からも犯行声明は出ていない。これについてテロ対策国民委員会のハーリド・ウカーシャ委員は、現在まで追跡調査が続行されていることが理由だとしている。
ウカーシャ委員は国家治安機関に長年にわたり勤務しており、うち10年間は同機関のテロ対策部隊におり、その内数年間は西方砂漠で勤務してきた。同委員は、この地域の険しい地理的特徴が、この襲撃とその影響に関する多くの分析に欠如していると明らかにした。また本紙に対し、「追跡調査は今この瞬間も継続中であるが、問われていることを実行するには非常に大規模な行動が必要なことにも目を向けなければならない。例えば、過激派のリビアへの逃亡を防ぐために砂漠地帯の包囲をするという発案は、困難を極めるものであり、大規模な部隊の派遣や、様々な機関の部隊が参加する総合的な作業を必要とする。」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:増田まい )
( 記事ID:43658 )