■サウジアラビア:サウジ人女性が未来の石油代替燃料を発明
【ジーザーン:アリー・ルグビー】
ジーザーン州サブヤー県のサウジアラビア人発明家アサーイル・ジュレイビー氏は、将来の自家発電用の燃料を製造するための電解水素電池の設計に成功した。そのプロジェクトは安全でクリーンかつ経済的により低コストの燃料の使用への移行を目的としている。
同氏は「本紙」とのインタビューで、科学と発展に対する情熱を持ち続けたことで、「発明オリンピアド」への参加、2016年の金メダル獲得、そして2017年には「将来の自家発電用燃料の製造のための電解水素電池の設計」に関する研究で国内予選を通過することができたと話した。
この研究プロジェクトについては「これは将来の自家発電用の燃料を製造するための電解水素電池の設計に関する研究です。この電池は水素燃料電池と電解質電池の効率性を高めて合体させるものです。この電池は安全かつクリーンな代替エネルギーで、サウジアラビア、世界でも科学研究の優先事項とされています」
またジュレイビ氏は、この研究が達成することのできる、主なエネルギー源である石油の代替燃料としての水素への依存について話した。水素はクリーンな代替物であることから、「将来の燃料」とされており、この燃料によって経済的な負荷を軽減できるという。これは、電解電池と燃料電池の効率を高め、「電解水素電池」と呼ばれる電池の設計に基づき、2つの電池の効率を上げつつ合体させるという。
発明家のアサーイル・ジュレイビー氏は学術優秀賞や学術研究、発明、設計、撮影、実演、ワークショップの実施など様々な分野で多くの賞を得ている。また彼女が幸せを感じることは、革新を促進し先進的かつ野心的な世代を想像するためのサウジアラビアのビジョン2030の方向性と彼女の研究が合致することだと述べて、支持や関心を受けられれば良いと話した。
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( 翻訳者:吉村 有加 )
( 記事ID:43755 )