シリア:イラン外務省はトルコがシリア北部で計画中の軍事作戦に対する反対を表明
2022年05月29日付 その他 - al-Souria.net 紙
■イラン外務省は、トルコがシリア北部で計画中の「シリア民主軍」への新たな軍事作戦に対する反対を表明
【スーリーヤ・ネット】
イランは、シリア北部で「シリア民主軍」に対する新たな軍事作戦を始動するというトルコの動きに反対すると述べた。
イラン外務省のサイード・ハティーブ・ザーデ報道官は土曜日、自国が「紛争解決を目的として、他国の領土で行使されるあらゆる種類の軍事措置および軍事力の使用に反対する」と述べた。
イランの通信社『IRNA』が伝えたところによると、同報道官はさらに「いかなる攻撃も、さらなる混乱や事態の緊迫化を招く」と述べた。
一方同報道官は、自国が「トルコが有している安全保障関連の妄執」に対して謝意を覚えていることを明らかにし、「それを取り除くための唯一の手段は、対話を行い、近隣諸国との二国間合意、あるいはアスタナ会議を通して結ばれた合意を遵守することである」と述べた。
これに先立ちトルコは、自国が立案する「安全地帯」計画に関連して、シリア国内で新たな軍事作戦を始動する可能性を示唆していた。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は先週、「トルコ南部の対シリア国境国境に沿った奥行き30キロの安全地帯を設置するために開始した作業のうち、残りの作業に関連するステップを始める」と述べた。
一方米国は、トルコ大統領が行った、同国南部の対シリア国境地帯で新たな軍事作戦を始動するとの示唆に対する懸念を表明しつつ、「新たになされるいかなる攻撃も、地域の安定を破壊し、米軍を危険にさらすだろう」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:43765 )