■米軍がキルクーク西部に集結する
【本紙:バグダード】
イラク連邦議会でキルクーク選出のクルド人議員は、有志連合の米軍が同県へ到着したと明らかにした。一方で複数の政府筋は、キルクークの紛争当事者が高官の解任と新地元政府の発足に関して「基本」合意に達したと強調した。
「クルディスタン同盟ブロック」のムハンマド・ウスマーン議員は昨日(11月29日)出した声明で、「米軍がキルクークに入り、同県北西部の「K1」軍事基地に駐留した」と述べた。一方で、「米軍にはキルクークでのイラク軍の支援と訓練という重要な役割があった。米軍は、有志連合の一部であり、有志連合はダーイシュ(イスラーム国)との戦闘において重要な役割を果たした」と語った。また同議員は「米軍はキルクークで治安部隊を援護し、憲法と法を支えるだろう。なぜなら、キルクークはアラブ人、クルド人、トルクメン人、キリスト教徒からなる都市であるためだ」と指摘した。
米国防総省(ペンタゴン)は最近になって、イラク駐留米兵が、去る9月30日でのデータに基づき8892人に達したと発表していた。
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( 翻訳者:庄司有沙・中鉢夏輝・平野耕陽 )
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