■これが我々の慣れ親しんだベイルート書籍市である!
【ナダー・アイユーブ:本紙】
レバノンの人々は毎年、ベイルートで宿を取る教養のある文芸家のゲストを迎える。「ベイルート国際アラブ書籍市」だ。第61回書籍市は11月30日の木曜日から開催、12月13日まで続き、225の出版社が参加している。アラブ諸国の参加が減少し、一部の人々が政治的な理由と結びつけたクウェートの突然の撤退の中、ウクライナに丸1日が割り当てられた。訪問客の動きは内気で、ムルハム・リヤーシー大臣は書籍の状態を嘆いている。
海の正面に位置する会場「ビヤール」で開催されている書籍市に、ベイルートの書籍を育む都としての文化的イメージを反映することを主催者らは求めている。アラブで最も古く、深く根付いた書籍市に、今年は65のアラブおよび外国の出版社を参加者として迎えている。書籍市には、パレスチナの遺産機関「ジュズール」が加わっている。イランは、同国の文明及び遺産についての書籍を含む大きな部門に出店した。サウジアラビアは、過去数年してきたように参加をしなかった。一方クウェートは今年、書籍市開催の10日前に参加を見送ったが、レバノンはその理由は知らされていない。クウェートは、国として、また約9の機関を含む出版社グループとして参加する予定だった。
展示室に入ると、どこから始めるのか当惑してしまう。数千もの書籍と出版物でいっぱいの棚。これまでの書籍市と同様、分野やタイトルは文学、文化、情報、政治そして宗教書と様々である。その規模は、書籍市を訪れた人が全ての展示を一通りざっと見終えるのにも、数時間を要するほどである。それぞれの部門に没頭することを決めたのなら、開催期間中ずっと書籍市を訪れる必要があるだろう。
(後略)
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( 翻訳者:野村和 )
( 記事ID:43924 )