■「ダーイシュ」がイドリブに再進出した。
【ベイルート:AFP】
「イスラーム国」(ダーイシュ)の戦闘員は、シリア北部イドリブ県の一部を再度制圧することに成功した。同派と「シャーム解放委員会」(以前のヌスラ戦線)との武力衝突を受けてのことだ。今回の再制圧は、同派の戦闘員が当地域から追い出されてから約4年ぶりのことである。
「シリア人権監視団」は昨日(土曜日)、「イスラーム国」は「シャーム解放委員会」と衝突した後、バシュクン村を制圧したと述べた。同監視団によれば、同村の制圧は、隣県のハマー県で「ダーイシュ」と「シャーム解放委員会」が数日前に衝突し、「ダーイシュ」が同県北東部で複数の村の制圧に成功したことを受けてのことだという。
ダーイシュがバシュクン村を制圧したことで、同派はイドリブに再び戻ってきた。これはシリア北西に位置する同県から同派が追い出されてから4年ぶりのことだ。
「ダーイシュ」は最近になって、シリアやイラクで制圧していたほとんどの土地、とりわけラッカとモスルを失った。
イラク北部のモスル市から始まった軍事作戦からおよそ1年が経ち、イラクのハイダル・アバーディー首相は土曜日、シリアとイラクの国境を完全に制圧したと発表し、「ダーイシュ」との「戦争が終わった」と強調した。
この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:沼田 駿 )
( 記事ID:43937 )