■アルジェリアは通信や諜報活動への対策として中国から人工衛星を打ち上げ
【アルジェリア:アブドゥッラザーク・ベン・アブドゥッラー】
「NASA Space Flight」は自身のウェブ上で、アルジェリア宇宙庁が今後運営するこの衛星は、「放送サービス、インターネットや電話通信のサービス供給に取り組む」と述べた。
ドイツの専門サイト「Space Sky Rocket」についていえば、この衛星の仕様について詳しい説明している。その中で、「中国で育成されたアルジェリアのエンジニアたちが管理するこの人工衛星には軍事的、戦略的な任務もある」と述べた。
アルジェリア国防省は10日夕方、Facebook上で、この人工衛星は「通信情報の保護に加え、あらゆる諜報活動から国家を守ることに取り組む。既に衛星を制御するための管制基地がメデア県(中心部)とワルグラ県(西部)の2箇所に建設された」と投稿した。
アルジェリアは2016年9月末、インドの「シュリーハリコータ」射場から3基の人工衛星を打ち上げたと発表した。これは自然災害の観測や開発支援といった学術研究の支援を目標としたものであった。
またアルジェリアは過去2基の人工衛星を打ち上げている。1つはロシアの「プレセツク宇宙基地」から2002年12月28日に打ち上げられた「Alsat-1」、もう1つはベンガル湾の「チェンナイ」にあるインドの「シュリーハリコータ」から2010年に打ち上げられた「Alsat-2」である。
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( 翻訳者:庭野悠汰 )
( 記事ID:43965 )