■ジーカール県で電力の民営化に対し抗議デモ
【ジーカール:アフマド・ワヒード】
ジーカール県(バグダードから南へ360キロメートル)のデモ参加者は、同県と首都バグダードをつなぐ幹線道路を占有した。同地域で電力サービス料金徴収を民営化する制度が適用されたからだ。デモは県の中心部で始まり、電力省に対しこの処置の撤回を求めた。
ガラフ地域地方議会のターリブ・アッバース議長は、「本紙」に対し以下のように語った。「デモ参加者はジーカール県と首都バグダードをつなぐ幹線道路の占有に取り掛かった。電力部門の徴収を民営化する計画を拒否するという彼らの要求を、中央政府が無視していることに抗議するためだ」。続けて同議長は「同地域の電力省管轄局は、ガラフ町の公設メーターを投資プロジェクトと繋げようと取り組んだ。ジーカール県庁と同県地方議会はこのプロジェクトを拒否した。経済上の改ざんがあったからだ」と述べ、「地方県議会はバスラ県庁に対し、民営化計画を廃止するか、企業とデモ参加者間の妥結に働きかけることが必要と通達した」と指摘した。
地方政府は2017年10月、電気部門の民営化への参画作業を中止する決議を発行、地方政府と協議せずに配電地区の運営をめぐる変更を受け入れないとし、これを拒否した。さらに大統領府に対して2016年以前の料金帯を認め、現在の電力料金設定を見直し、地方の住民に対する累積課金を廃止するよう要求した。
(後略)
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:野村和 )
( 記事ID:44120 )