トルコ大国民議会の産業・貿易・エネルギー・天然資源・情報・技術委員のズィヤ・アリュトゥンユルドゥズ委員長は、防衛産業の発展モデルが別の全ての部門にとって原動力になる必要があると述べた。委員会は、防衛産業次官と防衛会社が提供した情報を報告書にまとめた。報告書で目を引く情報は以下のとおりである。
・16年前に80%を外国に依存していた防衛産業は、今日1000以上の会社、中小企業、研究機関と大学の参入によって国家の一大産業となった。
・需要を国内で対応できる率は20%から60%に上昇した。世界で最も大きい防衛産業会社100番の中にアセルサン・トゥサシュとロケットサンが入った。
・防衛産業は、2002年には13億ドル規模だったが、今日では年間60億ドルを越える生産力に、2億4800万ドルの輸出規模から200億ドルの規模に到達した。
・2002年に66だった事業数が2018年には600に達し、契約を交わした事業の合計金額はというと、55億ドルから425億ドルに達した。
・防衛産業は、年間で12億5000万ドル級の研究開発費用によって、トルコ最大の研究開発と技術投資を行う部門の地位にまで達した。
・ハヴェルサン、アセルサン、タイ、ロケットサンといった、この部門を引っ張る企業が研究開発費用を重要視し、成功の源になっている。社員の60%が研究開発員である。
・トルコは国産無人飛行機から国産のミサイルを発射できる5カ国のうちの一つにはいっている。現在、アセルサンは攻撃用ヘリ、F16、アンカ無人飛行機、船には遠隔操作システムを開発した。
・攻撃用ヘリの設計は、すべてアセルサンの技師によって行われている。爆弾とミサイルの発射において、標的を見て狙うスコープの生産を実現した。このスコープは、20km離れた標的を狙う能力を搭載している。
・新しく生産されるスコルスキの購入においては、国産のディスプレイ、国産の設計、国産の装備、管制システムをアセルサンが生産している。国外から購入するスコルスキ・ヘリコプターの頭脳は、国産になる予定である。国産の戦闘機は、2030年に配備予定である。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:44268 )