ムハッレム・インジェ、CHP党首に立候補
2018年02月03日付 Cumhuriyet 紙

ムハッレム・インジェ議員が党首立候補のため集めた署名の中には、重複する名前があるとの報道が出た。同議員はこの報道を嘘であると主張する一方、共和人民党(CHP)のビュレント・テズジャン党スポークスマンは、ケマル・クルチダルオールCHP党首がインジェ議員を候補者とするため自身の代議員らの内49人をインジェ氏へ署名させるよう評議会へ申し出たと話した。クルチダルオール党首の参加後、ムハッレム・インジェ議員が正式に候補者となったことが明らかとなった。

CHPのムハッレム・インジェヤロヴァ県出国会議員が、党大会申請書の中で49人の重複する署名を使用していることが報道された。ムハッレム・インジェ議員は166人の署名により、申請を受領されていた。これらの署名の内2人が翻り、164人の署名が残った。報道によると、評議会が行った調査及び署名の照合において49人の重複する署名が見つかった。これにより、49人の署名が無効となる可能性が出てきた。

■ヴェリ・アーババ議員「立候補を取り下げられる可能性がある」

CHPのヴェリ・アーババ副党首は、重複票に関する法的要件を代議人らに問う予定であり、もし十分な署名数を下回ればインジェ議員の立候補は取り下げられる可能性があると述べた。

■ビュレント・テズジャン議員「インジェ議員はまだ候補者ではない」

CHPのビュレント・テズジャン党スポークスマンはインジェ議員が党大会のメンバーとして講演を行っただけであり、まだ彼は候補者ではないと話した。現在、彼に対して114人の署名が集まっているとも述べた。

テズジャンCHP党スポークスマンは、クルチダルオール党首がインジェ議員を候補者とするため自身の代議員らの内49人にインジェ議員へ署名するよう評議会に申し出たと述べた。

ムハッレム・インジェ議員は、党大会が行われたホールにおいて、申請書に重複する署名があること、これにより正式な候補者にはなれないだろうという報道に反発を示した。記者らの会見に臨んだインジェ議員は、講演の中で「中央執行委員会(MYK)のメンバーを変革すべき」と語った後にMYKのメンバーは焦っていると主張し、以下のように発言した。「あちらこちらで『ムハッレム・インジェの署名数は不足している、彼を党首とする指示に従ってわれわれは任務を全うしているにすぎない』といった噂や嘘を広めている。第一に、私は十分な数の署名を提出した。第二に、私が頂いた署名は自発的に集まったものだ。もし重複する署名があったとしたら、それは私に端を発するものではなく、党中央部に依拠するものである。なぜなら、私には圧力をかけるほどの力はない。党中央部には圧力をかけるだけの力はある。重複があるとすれば、彼らを考慮に入れるべきだ。現党首に入れられるはずの署名の一部が私へと流すよう指示があったというが、私は誰からも恩恵を期待してなどいない。恩恵を受ける必要性がない。私は人々の心の中に自分はいると考えている。今、テレビ等でこうしたニュースが流れると、私を何十もの県から探し出したり、党大会の代議員らの部屋を訪ねて回ったりする者たちがいる。『署名が不足していればわれわれは申請業務を完了できない』と言っている。私は『いや、大騒ぎしないでほしい、私は不満などない』と言っている。これは完全に印象操作だ。彼らはしたくてしているのだ。ご覧なさい、私がこのホールで話し、ホール内の観衆を眺めれば、『もうこの仕事は終わった』。今、次のようなニュースを流そうと彼らはしている。『立候補するための署名のない人間が、どうやって選挙に勝とうというのか』と。彼らは印象操作をしようとしているのだ。急ぐ必要などない。今夜、『署名を見つけることができなかった』と言う人々は、そしてあちこち回っている副党首らは、明日の夜には目にすることだろう。そう、彼らは自身の状況を目にすることになるのだ。彼らはわかっているために、嵐の前の静けさに気付いているために、今日、最後の悪あがきをしようとしている。そんなことをする必要などない。われわれは、CHPに変化を約束する。結論を言おう。700近い票で今夜、願わくば党首に選ばれよう。」

■危機は解決した

インジェ議員が正式な候補者とならないという報道により、長い間議論が続いた。CHPのケマル・クルチダルオール党首が議論に参加した後、ムハッレム・インジェ議員が正式な候補者となったことが明らかとなった。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:44303 )