■エジプト:サウジアラビアとエジプトの文化的関係
【カイロ:本紙】
第49回カイロ国際ブックフェアに伴い開催されたサウジアラビア文化サロンは、作家であり文学者のムハンマド・ビン・アブドゥッラージク・カシュアミー氏に名誉を授けた。授与式にはアラブの選りすぐりの思想家、芸術家、詩人が参加した。
カシュアミー氏は、「初期のエジプト・サウジアラビア文化関係」と題した公演を行った。そこで同氏は、王国とエジプトの文化関係、印刷媒体に加えた両国に受け継がれてきた遺産を含む共通の関心のる文化的テーマについて考察した。また、公演の中で同氏は、リヤドとカイロの文化的関係には歴史的なルーツがあると強調し、また、「エジプトはかつてサウジのジャーナリズムの繁栄において役割があった。エジプト文化省の経験はとても豊富かつ古いものであり、エジプトは昔から文化の重要性を受容し、その役割の重要性から、文化に関し独立した省を割り当てた」と述べた。
カシュアミー氏は以下のように付言した。「歴史的な両人民間の文化的関係は、古くから両国で何世代にもわたって受け継がれてきた関係である」。また、カシュアミー氏は以下のようなことを明言した。「王国の第一世代の作家群は、ターハ・フセイン氏やアッバース・アッカード氏、ムハンマド・フセイン・ハイカル氏から影響を受けた。彼らは、エジプト人作家が驚くほど詳細に、エジプトにおける文化的営為を知っていた」。
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( 翻訳者:野村和 )
( 記事ID:44319 )