ラーイクリキ(世俗主義)、81周年
2018年02月04日付 Cumhuriyet 紙


ラーイクリキは、1937年の2月5日に行われた、ラーイクリキ原則への改変により、共和国の基幹をなす特質のひとつとして位置づけられた。

1937年の2月5日に、1924年憲法の改定がなされたことにより、ラーイクリキ原則が、共和国の基幹をなす特質の中に位置付けられてから、81周年である。

イスタンブル女性団体連盟(Istanbul Kadın Kuruluşları Birliği, IKKB)のコーディネーターである、弁護士のナザン・モロールは、文章を発表し、「ラーイクリキは、宗教と国家の役割を互いに分離することを規定した原則であるのに加え、それと同時に、平和な共存の、宗教そして良心の自由の基礎なのです」と述べた。

「法の一体性と民主主義のなくてはならない条件である、ラーイクリキは、女性の人権の保証である」と強調したモルオール氏は次のように続けた。
 
「『世俗主義的法革命』により女性達は、家庭・教育・雇用・公共の場・そして政治といった各分野において、男性と平等な個人であるという権利を獲得しました。イスタンブル女性団体連盟は、社会の基礎をなす家族をはじめとし、教育や社会生活において、政権が宗教に沿った一つの秩序を定着させようとしているのに対し、ラーイクリキを維持することがいつにも増して必要であると認識しています。

私たちの子供達そして国の明るい未来のために、世俗的で科学的な教育、平等な市民権の基礎である文化的な法を守ることが必要であることを、私たちは皆さんと共有します。忘れないでください、ラーイクリキそしてそれが保障する平等・自由・そして公正さは、なによりも私達女性達にとって必要なものであります。そして、もし明日になれば、手遅れかもしれません・・・。」

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:44321 )