TOKI機構長、「2018年には15000人の退職者に住宅提供」
2018年02月12日付 Cumhuriyet 紙
TOKİ(集合住宅局)機構長のエルギュン・トゥラン氏は、組織として、2017年に全く家を所有していない1万5千人の定年退職者に家を提供したこと、2018年にも1万5千人の定年退職者を家の所有者とすることを目標としていると述べた。
DHA(ドアン通信社)の取材に次のように答えた。
「2015年には政府の決定によってほとんどすべてのプロジェクトの25%を、住居を全く所有しない定年退職者に提供した。2017年は家を持たない定年退職者1万5千人以上に住居を与えた。今年の我々の目標は住居を全く所有しない少なくとも1万5千人の定年退職者に家を持ってもらうことだ。」
■ブルサでは定年退職者向けに1100戸の住宅を建設
「ブルサ県では定年退職者のために1100戸の住宅が建設されている。今こそ見てほしい。ブルサでは1100人の退職者のために住居が建設されている。自画自賛して言うのではなく、本当にとても素晴らしいものとなった。一件のプロジェクトで退職者に1100戸もの住宅を我々は提供した。カラビュクでは定年退職者のみを対象に、1000戸にのぼる住宅を建設している。そのため、我々が土地をプロデュースできる場所ならどこでも、退職者に住宅を提供することができる。」
■需要のある場所ならどこでも、その要求にこたえる意志がある
「TOKİの組織目標は、全く家を持たない人々を家の所有者とすることだ。広告している高所得層を対象としたTOKİブランドのプロジェクトの目的は、低所得層の国民の住宅プロジェクトの資金を得ることだ。我々が土地をプロデュースでき、需要のある場所ならどこでも、その要求にこたえるつもりである。TOKİの2023年の目標は100万戸の住宅建設であったが、これを2015年に修正し、120万戸の住宅目標を打ち立てた。この目標に到達するために、この2年で6万から6万5千戸の住宅生産を行っている」と述べた。
■国民は300~400リラのローンで家を持つことができる
「国民は300~400リラのローンで、アナトリアで家を持つことができる。国民への私の願いは次の通りだ。我々をアナトリアでもチェックしていてほしい。今でもインターネットにアクセスすると、TOKİのページでアナトリアの多くの町で、300~400リラからのローンで引っ越後にローンを払う契約の住宅がある。我々は、家を所有したい国民の力となる組織であり続ける。」
■TOKİには「売ることができない住宅」という概念はない
「社会住宅はいまだに大きな需要だ。TOKİでは『売ることのできない住宅』という概念はない。建設部門を評価すると、社会住宅セグメントではまだまだやるべき多くの課題があり、決して立ち止まってはならない。我々の目標は縮小ではなく、拡大だ。経済モデルを考えれば、特定のセグメントではおそらく住宅需要は過剰であろう。しかし建設部門はサブセクターと共にトルコ経済にとって牽引部門の一つで、雇用においても非常に重要な部門だ。トルコの成長において大きな割合を占める部門の一つである。トルコが成長していくならば、建設部門は今日ある姿よりもさらに大きくなるべきだ。」
■民間部門は高所得層から中低所得層までターゲットとしている
「需要がある低中所得層において空白地帯があり、我々はすでにこのセグメントで住宅建設を行っている。民間部門においては高所得層から低中所得層までターゲットとすべきである。おそらく貧困層をターゲットとすることには困難が伴うだろうが、中所得層は狙うべきだと私は考えている。建設部門においては何度か周期的な停滞があるとしても、数字は我々の見る限り2016年は2015年より、2017年は2016年よりも良くなっている。2018年は、建設部門の牽引組織の一つとして、社会住宅における我々の目標とする成長を維持していくつもりだ。」
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( 翻訳者:前口翠里 )
( 記事ID:44361 )