拘留中のデミルタシュHDP元党首、15カ月ぶりに法廷へ
2018年02月15日付 Hurriyet 紙
HDP党の元共同党首であるセラハッティン・デミルタシュが「テロ組織中心メンバー」の罪状を理由に15ヶ月間拘留されている裁判の昨日行われた2回目の審議で、デミルタシュ氏本人が、はじめて、裁判官の前にたった。
新たに選ばれた共同党首のペルビン・ブルダン氏とセザイ・テメリ氏を含む、30人に近いHDPの国会議員や、デミルタシュ氏の妻であるバシャック・デミルタシュ氏も審議を傍聴した。ドイツのアンカラ大使であるマルティン・エルドマン氏とPLO(パレスチナ解放機構)の象徴的な存在であるレイラ・ハリド氏は許可を与えられなかったという理由で法廷に入れてもらえなかった。法廷で軍警察の担当者が、デミルタシュ氏が見物人たちと挨拶するのを妨げるために彼の周りをとり囲んだ。
■ 選挙期間の容疑
法廷でデミルタシュ氏は要約すると、以下のように発言した。
「2010年の国民投票で賛成票を投じるようにするためにアブドゥッラー・オジャランの手書きでイムラル島から手紙を持ってきた。大臣が自ら持ってきた。私に持ってきた。なぜなら国民投票で、また国会で賛成票を投じさせるためだ。ここにいる皆さんに、お聞きいただきたい。『我々の党の憲法の修正に関しての態度は次の通り。我々はそのような修正に対して同意しない』と言った。
2014年の大統領選挙のことだ。立候補する意志がなかった。しかし党の合意で私に立候補が勧められた。しかし、政府は何をしたか。2014年にはイムラル島のオジャランを利用したクルド問題解決プロセスが進行中だった。再度、イムラル島のオジャランを使って立候補を取りやめるよう、圧力をかけた。国を代表した私と面会した一行は『オジャランは、あなたが候補となっていることを不快に思っており、解決プロセスをすすめていながら、なぜ立候補などするの』と言った。私も『我々が彼の奴隷とでもいうのか。』と応対した。
6月7日の選挙では、皆さんに聞いていただきたいが、党として選挙に参加しないようにと、政府は我々に圧力をかけようと試みた。政府のイムラル島と交渉している委員会は『解決プロセスは選挙に矛盾している。20〜25人も国会議員がいるのだから、十分ではないか。』それで、私は、PM(党中央委員会)の決定なしに、党として選挙に参加すると声明を出した。カンディルのPKK本部や、イムラル島のオジャランの命令でこれをやった、それをやったという人たちが、私に対してこんなことをやらせようとしたのだ。」
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( 翻訳者:岸本成美 )
( 記事ID:44376 )