サウジアラビア : 女性の賃金は男性の賃金の半分
2018年02月18日付 al-Hayat 紙

◼女性は男性の半分の賃金を得ている...これがサウジ労働市場の効率性を脅かす
 
【ダンマーム:ムハンマド・シャハラー二ー】

サウジアラビアの女性の賃金は、サウジアラビアの労働市場において、男性の賃金よりも半分程低い。同じ仕事で、男性の給与は女性2人分の給与に等しい。ある経済学者は『本紙』に対し、サウジアラビアにこうした問題があることは、民間部門におけるサウジ人女性の低賃金に由来すると説明した。さらに、低賃金には幾つかの理由があるとし、その一つは女性が大多数を占めていることだと説明した。つまり、労働市場統計によると、女性の失業率は全体の32.7%であり、男性の7.4%と比べた場合、332%以上に達する。これが、コミットメントと高い能力にもかかわらず、女性が労働市場の装置の一つとみなされ、賃金が低下することを促しているという。その結果、ビジネス部門は、より低い賃金でより多くの労働者を引き付け、サウジアラビア人女性2人の賃金は、男性1人分の賃金程になってしまうという。

経済アナリストのアブドゥル・ラフマーン・ジュベイリー氏は『本紙』に対し以下の旨、強調した。「これが労働市場の効率性に実質的な問題を引き起こす。この問題は、賃金水準とその上がり方の問題で、将来的な不均衡が底へと広がっていくことで発生する。また、女性は与えられた機会が少ないので、 男性よりも自分の仕事に固執する。そのため、女性はどんな賃金でも働かざるを得なくなる」。さらに、「このギャップを狭めるためには、最低賃金の設定が不可欠だ。それと共に、効率性の問題で性別を区別せず、どちらの性別にどのような質の仕事の需要があるかを分けるに留める。また、さらに多くの雇用機会を創出し、賃金を保障し、あらよる方向へと将来のキャリアパスを発展させることが必要だ。」と述べた。

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( 翻訳者:岩崎ソフィア )
( 記事ID:44391 )