■第6次ムルキー内閣
【アンマン:ムハンマド・ハイルッラワーシダ】
ヨルダンのハーニー・ムルキー首相は25日、第6次内閣改造を実施した。今般の改造は、副首相2人と新閣僚7人を対象とし、ヨルダン政府が進める経済政策に国民が抗議を続ける中で行われた。
今般の内閣改造によると、ジャマール・サラーイラ氏が第1副首相兼国務大臣として就任宣誓を行った。同氏は、内閣不信任決議案の危機のかじ取りを担い、税率引き上げ決議を擁護したマムドゥーフ・アバーディー氏の後任だ。同様に、ジャアファル・ハッサーン氏が経済担当第2副首相として就任宣誓を行った。また、拡大閣僚改造には以下のポストが含まれた。内務相はサミール・ムバイディーン氏、青年相はバシール・ラワーシダ氏、ワクフ相はアブドゥンナーシル・アブー・バサル氏、環境相はナーイフ・ファーイズ氏、労働相はサミール・ムラード氏、水・灌漑相はアリー・ガザーウィー氏、そして法相はアフマド・アバーディー氏が就任した。これに伴い、マムドゥーフ・アバーティー氏に加えて内閣から去るのは、ガーリブ・ズウビー内相、ハージム・ナーシル水・灌漑相、ヤーシーン・ハイヤート環境相、ワーイル・アラビーヤートワクフ相、バシャル・ハサーワナ法相、ハディーサ・ハリーシャー青年相である。
今回の内閣改造は政府内で対立が発生する中で行われた。約10日前、マムドゥーフ・アバーディー氏は辞任を提出した。その一方でナーシル氏は、ジャアファル・ハッサーン氏が新副首相に就任するにあたり、アバーディー氏に比べて同氏の年齢が若いことを考慮しつつ、自身が現在のポストを継続することを拒否していた。
(後略)
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( 翻訳者:野村和 )
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