◼モロッコには若者と女性の期待に応える成長モデルが必要である(1)
【アガディール:ムハンマド・シャルキー】
モロッコは、若者と女性の期待に応える新しい成長モデルが必要としている。具体的には、失業者に職を与え、個人や地域間の格差を是正することである。また、主に地方や小都市における保健や医療サービスをめぐる社会的な不均衡に対処することや、社会的な連帯を強化し、教育の質を向上させ、経済系の資格や世界の技術革新を活用することである。
「独立国民連合」党首兼農業・海洋漁業・地方開発・水・森林大臣のアジーズ・アフヌッシュ氏は次のように述べた。「現行の成長モデルは、成長を阻害し、社会の格差を固定化するようになった。また、失業率や疎外を増やし、自然、ヒト、金融、投資といったポテンシャルを活用する機会を妨げている。そして、モロッコが享受している政治的安定を限定的なものとしている」。また同相は、国内外から参加したビジネスマンや投資家、若者、女性の一団を前にした演説で、「独立国民連合は、若者と女性に100万の雇用機会を生み出すことができる。早期に学習をやめた100万人の若者に講習を行い、再教育することが可能である」と発表した。さらに、「モロッコにおける失業問題は拡大し、経済的・社会的に大きな障害を成している。この障害は、この国から進歩や発展の大きな可能性を失わせる。何百万もの失業者を社会・経済成長と生産のサイクルに組み込み、モロッコの様々な能力がこれに差別なく参加し、またこの参加が皆に平等に機会を与える枠組みで行われれば、我々は、こうした問題を副次的な富へと変えられるかもしれない」とした。
(2)に続く
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( 翻訳者:小島千尋 )
( 記事ID:44442 )