ウクライナ:駐モスクワ・シリア大使「ウクライナが『大きなイドリブ』へと変化する可能性がある」
2022年03月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■駐モスクワ・シリア大使が述べた「ウクライナが『大きなイドリブ』へと変化する可能性」に関する言説の裏にあるものとは

【アンタキヤ:本紙】

ウクライナ当局が外国人戦闘員らにロシアによる領土侵攻への抵抗に参加するよう呼びかけることで「多国籍軍団」を形成しつつあるなか、シリア政権のリヤード・ハッダード駐モスクワ・シリア大使が述べた「ウクライナが『ヨーロッパにおける大きなイドリブ』へと変化する可能性」に関する言説は、この混乱に乗じて同政権が目的としていることについての疑問を生じさせる。

ロシアの『タス通信』は、ハッダード大使の「キエフの当局が行った決定は、ウクライナを『ヨーロッパにおける大きなイドリブ』に変えるだろう」との発言を伝えた。

さらに同大使は「現実のものとなりつつあること、つまりウクライナがヨーロッパにおける大きなイドリブへと変化しようとしている危険性について認識しなくてはならない。それはロシアの、ヨーロッパの、あるいは世界中の安全保障にとっての脅威となる」と加えた。

同大使は「このような措置を通して、ウクライナ政府は西側の支援のもとでテロリストらがヨーロッパに侵入し、そこで好き勝手にふるまうことを許している」としつつ、(ハッダード氏の見解によると)「このような行為が世界中および人類の文明全体に対して課している危険」について警鐘を鳴らした。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:44461 )