「世界の干しあんずの都」であると名高いマラティヤから去年9万4874トンの干しあんずが輸出された。
トルコにある1700万本のあんずの木のうち約800万本を有するマラティヤでは、5万世帯の生計をあんずの生産でまかなっている。「ハサンベイ、カバアシュ、ハジュハリルオール、アルヤナク」のようにそれぞれに異なる大きさと味のあんずの品種が育つ町で、種子を取って乾燥させられながか工場で加工される干しあんずが、世界中のテーブルを飾っている。
ロシアからニュージーランドへ、アメリカからサウジアラビアまで今年、多くの国に送られ、そしてEUから「地理的な標識登録」を得たマラティヤのあんずは、輸出により、国とまち両方の経済に貢献している。去年67万2670トンの生あんずが収穫されたというまちからは、9万4千874トンの干しあんずが出荷された。
マラティヤ株式市場会長のギュルセル・オズベイは、AA通信の記者に対して行った会見で2017年について輸出量の点では、輸出状況は好調だったと語った。オズベイは2017年に7万8987トンの干しあんずの輸出に対し2億9千ドルの収入が得られたことに触れ、「前年に関しては9万4874トンの干しあんずの輸出に対し2億6687万4千ドルの収入が得られた。干しあんずの輸出は続いており、シーズンは7月に終わる予定だ。」と話した。
■ 収穫量が増え、価格は低下した。
前年、2017年に比べ、より多くの干しあんずの出荷が行われるにもかかわらずさらに多額のドルの収入を確保したことについて説明したオズベイは、これが、収穫と関係する状況であると述べた。
オズベイは前年、収穫の多さがあんずの価格低下の要因であったことに言及しながら、「ドル価格の上昇が二つ目の要因である、もちろん。願わくば、来期には経済が上向きになり商品が良質になって農家が労働の対価を得られるだろう。」と言った。
今年、気温が例年より高かった結果、あんずの木々も早く開花したことに注目してオズベイは「今後のプロセスは、天候次第だ。もし天候状態が適切であれば、農家は良質な商品を得て笑顔になるだろう。」と話した。
オズベイは農家たちに株式市場をみて、需要と供給に応じて産品を出荷するよう勧めた。
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( 翻訳者:上原朋子 )
( 記事ID:44554 )