イスタンブル・タクシー新時代ー空車ランプ義務化
2018年03月27日付 Hurriyet 紙


イスタンブル広域市は、タクシーの屋根のランプと停車場に「テクノロジー」を導入する。屋根のランプの色によってタクシーが空車かどうかが判明し、人々が空車かどうか悩む問題を解決するため、イスタンブル広域市による取り組みが始まった。

新しい形の屋根のランプは、タクシーが空車ならば緑、使用中ならば赤、予約中ならばオレンジが点灯する。さらに、屋根のランプに設置されるセンサーのおかげで温度、湿度、騒音、大気の状態、混雑状況といったデータを収集できる。この情報を旅行者に提供できる。新しいタイプのタクシーのランプは、最初の段階では広域市の管理下で営業している「ⅰタクシー」 に適用される。

広域市によって行われている取り組みではタクシーの停車場にもテクノロジーが導入される。この中で、「ⅰ停車場」と名付けられた500の停車場にノートパソコンでタクシーを呼ぶというシステムを作る予定だ。このシステムからの呼び出しは、管理センターを通して各停車場に結び付くタクシーのうちで最も近いタクシーに行われる。タクシー停車場では地図を通じて停車場所属のタクシーを追跡できる。

イスタンブル広域市のタクシー現代化プロジェクトの中で、1万1165台のタクシーに録画できるカメラと乗客の情報モニターを作る予定である。装置の設置には、ヨーロッパ側ではトプカプ地域とアジア側ではハサンパシャ地域の施設が使われる。

車に設置される装置を通じて、運転手は「タクシー運転手モバイル適用」によって回送しなくても客を見つけられる。タクシー運転手は、「ⅰ停車場」により導かれた客がどこにいるのかをナビシステムで見ることができる。システムによりタクシーが客を探すために回送することによって生じる交通渋滞を避け、燃料代を節約することを狙っている。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:新井 慧 )
( 記事ID:44558 )