イエメン:内紛により国内の緊張高まる
2018年04月08日付 al-Hayat 紙

■ダーリウ県における緊張が対立を暗示

【アデン:本紙 】

昨日、ダーリウ県において政府の治安部隊の兵営 と「ヒザーム旅団/セキュリティベルト」所属の部隊の間で交戦があったことを受け 、同県に再度緊張が走った 。この交戦で双方に損害が生じた。イエメンの情報筋は 「情勢は県内での包括的な対立を暗示している」と発言した。

その一方で、アデンにいる軍と部族 の情報筋 は『本紙』 に対し「フーシーの集団 は多数の前線、とりわけサアダ県の前線においてイエメン軍の攻撃に対する対処能力を失った 。他方、アラブ軍事同盟の航空支援 を受けた政府軍が、フーシー集団とその民兵 の拠点であるサアダ県への圧力を強めた」と述べた。

「ヒザーム旅団」所属の部隊は昨日の朝、南イエメンのダーリウ県にある治安拠点に攻撃を仕掛けた。この拠点はアデン県とサナア県 間の高速道路に位置する。ある情報筋は「ヒザーム旅団の部隊は攻撃を受けた拠点を全て管制下に置くことはできなかった」と述べた。

同情報筋がさ らに伝えたところではダーリウ県知事、地方議会、治安委員会が会議を開いた。本会議では「ヒザーム旅団」の部隊と政府治安部隊の対立を暗示する今次の発展 について、またこの対立がラヒジュ県、アデン県やアビヤン県に及ぶ可能性が議題になった。

(後略)

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( 翻訳者:長谷川岳志 )
( 記事ID:44624 )