クウェート:アラブ世界研究所でターリブ・リファーイーの小説『太陽の影』が取り上げられる
2018年04月11日付 al-Hayat 紙
■アラブ世界研究所からターリブ・リファーイーの小説、『太陽の影』が発刊
【パリ:本紙】
パリにあるアラブ世界研究所には新たな文化的着想がある。新らしい形でアラブ人の小説家や作家をフランス人読者へと紹介することが目的だ。この着想の一環として、文化プログラムの「作家との1時間」プロジェクトが立案された。アラブ世界研究所はこのプログラムを通じて、同研究所の文化・広報部が組織する開かれた議論にアラブの思想、文学、芸術の著名人を招待する。クウェート人小説家ターリブ・リファーイー著『太陽の影』のフランス語訳本が出版されることを機に、このプログラムは同氏との対談から始まることとなった。
報道関係者としてフランス1チャンネルのキャスターであるライラ・クドゥール氏が、リファーイー氏との対談役に抜擢された。対談には『太陽の影』の翻訳本を発行する「アクト・スード」出版社の編集長ファールーク・マルダム・ベイ氏がいた。また、アラブ世界研究所所長のジャック・ラング氏、マネージャーのムアジブ・ザフラー二ー氏、駐パリ・クウェート大使のサーミ―・スレイマーン氏が参席したほか、多くのアラブ人、フランス人の小説家や作家が出席した。
対談の冒頭、クドゥール氏は『太陽の影』がこれまで知られてこなかったクウェート社会の新らしい雰囲気を運んでくれると説明し、フランス人女優が小説の一節を朗読した。その後、ファールーク氏による逐次通訳のもとクドゥール氏とターリブ・リファーイー氏の対談が行われた。ターリブ氏は自身の小説が「アクト・スード」社により翻訳、出版されることに喜びを示した。同社はこの作品の翻訳の前に、リファーイー氏の「ここで」という小説を翻訳している。
(後略)
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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
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