サウジアラビア人の女性写真家が世界的な写真賞を受賞
2018年04月08日付 al-Hayat 紙
■サウジアラビア:自然をこよなく愛するサウジアラビア人女性が2つの世界的な写真賞を受賞
【リヤド:本紙】
サウジアラビア人の女性写真家が世界的な写真コンペティションへ参加し、金・銅2つのメダルを獲得した。出品した作品を通して、彼女はサウジアラビア社会の物語、特に母親の愛情と職人たちの手のひび割れが体現する人生の厳しさについて語っている。
サウジアラビア人の女性写真家であるナジュラー・アフマド・ハリーファ氏が東京・インターナショナル・フォトアワードで金メダルを獲得したことが明らかになった。「私の母:主よ、幼少の頃、私を愛育してくれたように2人の上に御慈悲を御授けください」と題した組作品の中の核となる、「人々」という作品での受賞だ。この作品は彼女の母親と母親の人生の軌跡についての物語を、その手を通して語っている。一方、「仕事とは崇拝である」と題されたフォトエッセイの核となる写真は銅メダルを獲得した。これは、ヤシの葉の編み物、大衆向けの遊具、サドゥ(注:アラビア半島の遊牧民に伝わる伝統的な織物)、敷物など、地元の様々な職人たちの手に光を当てた一連の作品である。
東京・インターナショナル・フォトアワードは年に1度のコンペティションであり、世界中の写真家を集めて日本の芸術コミュニティに紹介することを目的としている。このコンペティションには全ての国から数千人もの写真家たちが参加し、出品された全ての作品は19人の世界的な審査員よって構成された委員会の審査を受ける。審査基準は、思想の明確さや影響力、独創性、出来栄えなどである。
ハリーファ氏は次のように明らかにした。「受賞した2つの組作品は手の表現に注力していて、それは真の人間の物語を表現している。最初の組作品には両手が写っていて、子供たちの人生には母の手を感じさせるものがあることを示している。そして家族や孫との写真を通して、その背後に母性愛が隠れている母の物語を紡いでいる。」
(後略)
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( 翻訳者:野村和 )
( 記事ID:44679 )