大統領選出馬が持ち上がるアブドゥッラー・ギュル氏について、カイセリの親族らが静観する中、幸福党のカイセリの要人は、「CHPとSPは、ギュル氏を候補に擁立することで意見が一致している。我が党のアティク・アーダー副党首が対面交渉を続けている。しかしメラル氏(訳注:善良党メラル・アクシェネル党首)は共同候補の擁立を受け入れなかった」と述べた。
選挙が6月24日に早まるとともに、CHP(共和人民党)をはじめ、善良党、至福党(SP)の大統領候補者が誰になるかが注目を浴びている。連立を模索する中で、「CHPが擁立を目論む共同候補者はアブドゥッラー・ギュル氏だ」という説が浮上した。
アンカラ在住で、アブドゥッラー・ギュル氏の擁立に向けた取組みに対して、「同郷人」として参加する匿名の至福党のある幹部は、「アブドゥッラー・ギュル氏の擁立に関して、我が党とCHPの党首レベルで行われた会談では全く問題はなかった。CHPとSPは、同郷人を共通の候補者を擁立することで一致した意見だ。しかし、現在メラル氏が大統領候補に意欲を示している。彼女の説得を試みているところだ。アブドゥッラー氏の出馬に向けて、テメル党首と並んでアティク・アーダー副党首が進めている。善良党のメラル党首も賛同してくれれば、ギュル氏は共同候補を引き受けてくれるだろう」と話した。
こうした進展がある中、第11代大統領ギュル氏のカイセリに住む縁戚で、元福祉党国会議員のシャーバン・バイラク氏と、現在出張で国外にいる弟のマジト・ギュル氏は、イスタンブルにいるアブドゥッラー・ギュル氏が出馬するか否かについては何も知らず、展開をメディアで見守っていると述べた。
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( 翻訳者:西山みなみ )
( 記事ID:44701 )