■サウジアラビアで女性のためのスポーツ用アバーヤ
【ファーティマ・リダー】
サウジアラビアの女性ファッションデザイナーは、伝統的なサウジアラビアのアバーヤの代わりに明るい色のデザインを提供することで、国内でのスポーツ用アバーヤへの人気の高まりに乗ろうとしている。
サウジアラビア人女性達がカラフルなアバーヤを着用して紅海沿岸のジッダを走る写真は先月、SNS上で賛否両論を得た。
ジッダにある作業場では、ファッションデザイナーのイーマーン・アスアド・ジョハルジー氏が、白、緑、ベージュといった色のアバーヤ・コレクションを用意している。これらの色は、サウジアラビアの燃えるような暑さに最も相応しい。
ジョハルジー氏は、これらのアバーヤを自然由来の生地を利用して製作している。汗をかいても身体にくっつかず、フランスのポプリンのような素材とは異なる。そして、ジャウハルジー氏(43歳)は、『AFP』通信に対し「大きな需要があり」、様々な色のアバーヤを取り揃えることで、女性は強さを感じることができる」と述べた。
スポーツ用のアバーヤは女性の全身を覆うが、ゆったりとした伝統的なアバーヤとは違い、運動中、十分自由に動くことができる。
このアバーヤのデザインし、2007年から公の場で着用し始めたジョハルジ―氏は、初めは嘲りを受け、「バットマン」(コウモリ男)と揶揄されたと強調した。
さらに同氏は、「実用的なため自分用にデザインした」と明らかにした。アバーヤの形は新しいデザインと美しい様々な生地によって発展した。サウジアラビアのアバーヤ業界の最先端は、地元サッカークラブのチームカラー色をした「サッカーアバーヤ」だ。これは、地元クラブの女性サポーターにとっては、チームへの忠誠を表す新しい方法だ。
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( 翻訳者:野村和 )
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