2018年度のサクランボの輸出は成功裡にスタートした。サクランボの生産で世界を牽引するトルコは、2017年4月1日から同年5月31日の間に1,892万8千ドルのサクランボを輸出していたが、2018年同時期には、5,380万2千ドルのサクランボの輸出を果たした。サクランボの輸出は、184%増えたことになる。
エーゲ地方生鮮果物・野菜輸出連合運営委員長ハイレッティン・ウチャク氏は、2018年4月・5月のサクランボ輸出がうまくいっているとし、最近のサクランボの価格の変動を短期間で克服し、以降のプロセスにおいて累進的に輸出が継続することを期待していると述べた。
トルコは4月、例年に比べ乾燥し温暖な気候であったとしたウチャク氏は、次のように続けた。
「気候のせいで、サクランボは例年より20〜25日早く成熟していた。5月にサクランボの生産地域で降雨があり、生産者はサクランボを一刻も早く収穫し売ろうと焦った。市場へ過剰に供給され、需要と供給のバランスが崩れ、値が下がった。その後、価格は再び上がった。輸出されるサクランボ類の価格は、生産者にとって喜ばしい水準だ。6月7月8月の輸出増加を期待している。」
サクランボ生産者・輸出業者に、早急な行動をしないように呼びかけるウチャク氏は、「トルコの輸出業者は、輸出市場において需要のあるサクランボを輸出することが可能である。2018年の4月1日から5月31日の輸出におけるパフォーマンスは、このことを表している」と述べた。
トルコは2018年4月1日から5月31日の間に、2万391トンのサクランボを輸出した。2017年の同時期の輸出、7,711トンを上回った。サクランボ輸出は、量で計算すると164%増加した。
サクランボをトルコから輸入している国は48カ国で、ドイツが2,970万9千ドルで第一位である。ドイツの次にトルコのサクランボを輸入しているのはロシアである。ロシアへは、851万7千ドル輸出している。ノルウェーへは460万2千ドル輸出しており、第三位である。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:甲斐さゆみ )
( 記事ID:44904 )