■アブダビ初の児童図書館
【アブダビ:本紙】
アラブ首長国連邦の首都にある「文化センター」再開業日が近づくのに合わせ、「アブダビ文化・観光局」が、現在全面リニューアル中の建物なかで、開発が完了した最も重要な施設の一つうち「アブダビ児童図書館」の詳細を明かした。
図書館の設計は段階的な事業推進に沿ったもので、2019年3月に一般開放される。図書館は活気に満ちた場を提供し、創造性と独創性を刺激する。その雰囲気は全年齢の児童の学習を目的としダイナミックかつ交流的だ。同施設は著名な文化施設「文化センター」内にある。「文化センター」は首都中心部の歴史的なカスル・ホスンが位置する場所にある。図書館は、学術的な形式の文学を教育用として採用している。こうすることで、この図書館はアラビア湾岸地域では初の児童図書館、草分け的な存在となる。
ムハンマド・ハリーファ・ムバーラク「アブダビ文化・観光局」局長は以下のように述べた。「「文化センター」内に、子供たちとその家族の営為に役立つ新しく活気に満ちた場を提供できることは喜ばしい。図書館はネット上の反響を大きく得るだろう。また、この図書館が地域社会の全ての子供たちにとって友好的かつ豊かな空間と捉えられることで、その重要性も確認されるだろう。この図書館の発展に伴い、読み書きとアラブ文化の能力発展の方法を支援していき、校外学習を豊かにするプログラムを提供していく義務が我々にあることを確認する。またそれによって読書や調べものの好きな新世代にインスピレーションを吹き込むことを期待する。」
アブダビ児童図書館は5250平方メートルの三階建であり、年齢層に応じて様々な交流スペースに分かれている。図書館の設計は立体的な本がモチーフにされている。同図書館は遊びによる教育法を支援しているからだ。楽しく、非日常的で、アブダビの自然から着想を得た活気に満ちた設計の中で、子供たちは本の物語の一部になる。その中には驚きの「本の山」もある。本の山は図書館の中央部にあり、地域の様々な子供たちの好みに応えている。
各階とも、アラブ首長国連邦の様々な自然の景観から着想を得た特別なコンセプトで特徴づけられている。一階は砂漠の静けさと安寧から着想を得て設計された。子供たちに砂丘の上やラクダの背中、4駆自動車の上で読書をしようと子供たちを誘う。そこでは個人的な体験を通した学びから喜びを得られるようになっている。
(2)に続く
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( 翻訳者:松浦葵 )
( 記事ID:44945 )