UAE：児童図書館が近く開設(2)
■アブダビ初の児童図書館
【アブダビ：本紙】
同様に2階と3階はアフラージュ（灌漑システム）が張り巡らされたオアシスから着想を得て設計されており、図書の中央を水が流れている。こうした図書館内にある斬新な場が友人との協力であれ、個人の体験を通してであれ、創造的な思考に適した雰囲気を提供する。
またアブダビ児童図書館は、幅広く多岐にわたって図書を所蔵している。その中には小説やノンフィクション、挿絵付きの小説や自伝、音の出る本がある。児童図書館は、助け合いを刺激するような様々なオープンスペースでの議論や表現、遊びや交流を支援する。同様に、子供たちがより深く集中して読書や勉強ができるような静かな場も提供する予定だ。
文化センターは、知的で包括的な社会プログラムの推進に努めている。アブダビ児童図書館は、諸々の活発な総合プログラムの実施を通した読書を楽しむ会、ワークショップ、交流の学びを目的とした読書会を行う。特殊な教育的環境の一環としての活動やワークショップ、読書プログラムも行う予定だ。さらに、文化センターが文学、芸術、映画、音楽の分野で年間を通じて提供するプログラムは、このセンターを活気に満ちた文化の中心地、そして楽しみ、発見、相互協力や創造の源とすることに貢献するだろう。これに加え、児童図書館は子供が作った作品の展示スペース、そして青年限定の展示スペースを設置する予定だ。こうしたことで、活発で面白いプログラムを通じた教育、読み書きの技能の発達、才能の育成に図書館が役割を持つことが裏付けられる。
またアブダビ児童図書館は、世界の共通事として、公共図書館は人々の間で特別な地位を占めており、子供とその家族が才能を磨いたり、一緒に学ぶための安全な場を提供していると強調した。児童図書館の立地が文化センター内にあることから、児童図書館はインスピレーションを受けるための豊かな源を提供していくだろう。とりわけ、この図書館は、アブダビの歴史を伝える最も重要な土地に位置しているところ、書物と教育への愛に基づく未来を次世代のために作り上げていくだろう。
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（ 翻訳者:松浦葵 ）
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