退任のユルドゥルム首相、まるで別れのスピーチ
2018年06月30日付 Milliyet 紙


ビナリ・ユルドゥルム首相は、トルコ輸出議会(TIM)の総会で、別れの挨拶にも似た演説をし、「これまで我々がなしとげたこととできなかったことにより、国民に評価される。就任時に目標としたことのすべてを成し遂げたという安堵の気持ちで、国民の前に立っている」と述べた。

ビナリ・ユルドゥルム首相はTIMの第25回通常総会と、2017年輸出大賞授与式に参加した。首相の職が、新制度の導入により、なくなることにも言及し、この式で、あたかもお別れの挨拶にもした演説を行ったユルドゥルム首相は、「おそらく、辞任の前の最後の演説となります。これまで我々がなしとげたこととできなかったことにより、国民に評価されます。我々自身が、自分を評価する立場にはありません。足りないところもあったでしょうが、国とために尽くしてきました。今日、2016年5月24日に就任したときに目標としたことのすべてを成し遂げたという安堵の気持ちで、国民の前に立っています」と述べた。
就任時に目標としたことについて語ったユルドゥルム首相は、「トルコの課題の中でのテロの順位を下げると言いました。経済成長に関し、必要な方策を講じると言いました。「ユーフラテスの盾」や「アフリーン作戦」は、我々が計画した作戦でした。それらはさておき、計算にはなかった7月15日事件がありました。これは、我々の現場に、外から加わったものです。それも乗り越えました。ありがたいことに…。民主主義を、大きな危機から救いました。その前後から目標となっていたのは政治制度改革でした。これも成し遂げました。これは、トルコが最も困難な条件下で成し遂げた重要な成功です。それゆえ、もう、私たちに残された仕事はありません。信頼し支援をいただいた国民に感謝します。これからも、国と国民の今後に目標に向け、我々の責任が終わることはありません。どんな立場であろうと、条件であろうと、大統領ととともに、国民への奉仕を続けます」と述べた。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:44999 )